オモシロクナイ

僕のせいでプールに通ってる小学生が死んでしまった夢とツイッターのフォロワーが別のアカウントで僕が知らない人たちと楽しそうにツイッターしてるのを見つけちゃう夢を見た。前者はプールで怪我をしたという小学生に治療の一環として何か消毒液をかけたらアレルギー反応が起きて死んじゃった夢で、恐ろしかったのは死んだのに僕以外の周りの人がしょうがないしょうがない、みたいな態度だったことだった。僕は、恵まれているのかあまりアルバイト先であるプールで強く怒られたりした経験がないし何かを間違えても実際にそういう態度をとられがちなのだけど、でもでも「人が1人死んでるんですよ?」

その小学生が死んでしまったことを社員さんに伝えた時社員さんは水まんじゅうを食べていて、「ああ、ああ、わかったわかった」みたいな。何だよそれって何だよそれって、、、突然場面が切り替わって僕はツイッターを見ている。僕はツイッターでいつものごとくほとんど新しい文字列が流れてこないタイムラインを眺め、リストを確認している。気になった単語があればGoogle検索より先にツイート検索をしている。どういうきっかけだったか忘れたけどそんな奇抜な言葉ではなく普遍的な例えば「ファンタグレープ」みたいな言葉でツイート検索している時にそれは見つかった。フォロワーの別アカウントだ。別アカウントでのその人は僕が知ってるアカウントでのそれと雰囲気こそ似ていたけれど明らかにツイートから伝わってくるテンションだとかがまるで違っていて。皮膚を水面につけると寄ってくる魚のようで。恋愛の話をしている時の女子大生のようで。向井秀徳が弾き語りでナンバーガールの曲をやっている時の客のテンションのようで。僕は本当に何もないし何にもできない。本当に何もないし何もできない人を求めているような期待に応えることすらできない。全力で自転車を漕いだら疲れただけだったし二回事故に遭いそうになった。勢いよくスターバックスで頼んだアイスティーを飲み干したら頭が痛くなった。今、全く暑さを感じないため「暑さに耐えられるのは本当はこの部屋で僕だけで僕に合わせて冷房をつけずに夏を過ごそうとすると部屋にある電子機器はすべて壊れてしまうだろう」という考えが浮かんできた。

別アカウントでのその人を見て、もう僕が知ってるアカウントに戻ってくることはないだろうと悟った。悲しくなってiPhoneを鞄にしまって深呼吸をして僕はやりかけの状態で放置されていた死体の処理に戻っていった。